ソーシャルディスタンスを保ちにくい
公共交通機関
新型コロナウイルス禍のもと、都心部を中心にバイクや自転車で通勤する人が増えています。3密(密閉、密集、密接)が懸念される、電車やバスなどの公共交通機関を避けるためです。
特に朝や帰宅時など通勤ラッシュの時間帯の車内は、接触感染のリスクが避けられず、ウイルスの温床といっても過言ではありません。国土交通省によれば、電車における「乗車率100%」というのはあくまでも座席やつり革がすべて埋まっている状態のこと。ギュウギュウの車内では、乗車率200%、250%になることもザラです。
テレワークや輪番制の浸透で以前に比べれば混雑もだいぶ緩和されてきましたし、感染リスクを減らすためには通勤ラッシュ時をずらしての時差出勤も有効ですが、職種や仕事内容によってはリモートワークが難しく、毎日決まった時間に出勤せざるを得ない人たちもいます。
3密を避ける通勤手段として、人との接触や飛沫を浴びるリスクが少ないバイク・自転車の需要が高まっているのです。
通勤手段としての優位性が
再認識されつつあるバイク
他者との密を避けて安全に移動でき、ウイルスの拡散防止にも役立つ通勤手段として、改めて注目を集めているバイクや自転車。中でもバイクは、コロナショック以降は増え、その優位性が再認識されてきています。
ロードバイク同等の10万円台から購入できる上に、自転車よりもはるかにスピードが早く、疲労も少ないバイク。夏場でもそこまで大汗をかくことはないため、出勤前に漫画喫茶やランニングステーション等でシャワーを浴びたり、お化粧直しをする手間がいらず、経済的な面での負担も少なくなっています。
そしてウイルス感染のリスクもさることながら、ストレス面でもその日の仕事のパフォーマンスに悪影響を及ぼしかねない満員電車に対し、五感が刺激されることで朝から活動的になれるのもバイクに乗るメリットの一つ。この機会に、これからの通勤手段を見直してみてはいかがですか。