【エリミネーター250/LX/SE/Vの特徴】
エリミネーター250は1987年に発売された、エリミネーターシリーズ上位機種と同様のデザインとGPZ250Rの水冷エンジンを搭載した、ドラッガーモデルです。
ホンダレブルから始まったクルーザーブームの中で、あえてドラッガースタイルを採用したエリミネーター250でした。
■バリエーションモデルの登場
1988年には、ビキニカウルとアンダーカウルを装着したキャストホイール仕様のエリミネーター250SEと1989年にスポークホイールとグラブバーを装着したエリミネーター250LXを発売しました。
1991年には輸出仕様として、エリミネーター250SE相当モデルを発売しました。
■後継モデルのエリミネーター250V
1997年にこれまでのエリミネーターシリーズとは全く異なるモデルのエリミネーター250Vが発売されました。
エンジンに完全新設計のV型2気筒エンジンを搭載し、ドラッガースタイルからクルーザースタイルへと方向転換されました。
■エリミネーターの歴史
1987年に発売したエリミネーターは、1989年まで生産されました。
その間のマイナーチェンジは無く、1989年以降はモデルチェンジ後のSEとLXにバトンタッチしました。
1988年にはSE、1989年にはLXが発売され、SEは1996年まで、LXは1998年まで生産が続けられました。
1997年にはエリミネーター250Vが発売となりました。
250Vも毎年のカラーチェンジを続けるものの、マイナーチェンジは行わず、排ガス規制や騒音規制への対応のみを行いました。
2007年に排ガス規制に対応することなく、生産終了となりました。
【エリミネーター250/LX/SE/Vの系譜】
・エリミネーター250
・エリミネーター250SE
・エリミネーター250LX
・エリミネーター250V
【エリミネーター250Vの基本スペック】
型式:BA-VN250A
全長:2355mm
全幅:775mm
全高:1075mm
ホイールベース:1620mm
最低地上高:150mm
シート高:690mm
車両重量:171kg
乗車定員:2名
燃料消費率(1)(km/L):33.0
エンジン型式:VN250AE
エンジン種類:水冷4ストロークV型2気筒
排気量:249cc
圧縮比:12
最高出力:35ps
最大トルク:24Nm
燃料供給方式:キャブレター
燃料タンク容量(L):13L
燃料(種類):レギュラーガソリン
バッテリーサイズ:YTX7L-BS
タイヤサイズ(前):120/80-17
タイヤサイズ(後):160/80-15
ブレーキ形式(前):油圧式ディスク
ブレーキ形式(後):機械式リーディングトレーリング
エリミネーター250/LX/SE/Vのカラーラインナップ
・パッションレッド
・エボニー
・ポーラホワイト
・ブルー
エリミネーター250/LX/SE/Vの中古車相場\169,000~\792,000
【エリミネーター250/LX/SE/Vの装備】
各モデルによって装備類は異なります。
SEはビキニカウルとアンダーカウルを装備しており、クラッチカバーなど細部のパーツをブラック塗装している上級グレードとなります。
250Vはクルーザースタイルへの変更となっていたので、従来モデルと比べるとステップ位置やハンドル位置等が変わっていました。
【エリミネーター250/LX/SE/Vのパワーユニット】
エリミネーター250/SE/LXまでは、GPZ250Rなどの水冷2気筒エンジンを低中速域向けにセッティングしていました。
エリミネーター250Vは、新設計のVツインエンジンを搭載し、名実共にクルーザーとなりました。
バイク館HP エリミネーター250/LX/SE/V 在庫車両一覧
https://www.bikekan.jp/エリミネーター