【ゴールドウィングF6Bの特徴】
ゴールドウィングF6Bは2013年に、ゴールドウィングのカスタマイズモデルとして発売されました。水平対向6気筒エンジンなどの構成はゴールドウィングと同じながらも、若者向けにツアラーをオシャレにカスタムした、バガースタイルとしての登場でした。
車名のF6Bは、
F フラット(水平対向)
6 六気筒
B バガースタイル
の意味となっています。
■ホンダ自身がカスタムしたバガースタイル
GL1800の豪華になりすぎた装備を所々省き、若者向けの変更を加えてユーザーの年齢層を広げました。
GLから15mmシート高をダウンさせ、トップケースも撤去しました。また、スクリーンもショートタイプに変更。これにより、スリムなスタイリングとなり、スポーツ走行も可能となりました。
■GLより軽量化され扱いやすく
前述したカスタムで、豪華すぎる装備を省き、32kgもの軽量化に成功しました。
これにより、サスペンションも再セッティングを行い、軽快な走行性能を実現しました。
また、価格も200万を切る金額(当時)となっていたため、豪華な装備が必要ない層に特に人気となりました。
■ゴールドウィングのモデルチェンジ年表
発売翌年の2014年にはカラーチェンジを行い、マグナレッドからパールシャイニングイエローを採用しました。
2015年にはマイナーチェンジを行い、バックギアの採用やクルーズコントロールを装備しました。これにより、走行性能はGL1800に近づきました。
新開発のマフラーも採用し、最高出力・最大トルクが向上しました。
ゴールドウィング発売40周年となる年で、記念エンブレムも装着しました。
2017年の排ガス規制を前に、生産終了となりましたが、F6Bのスタイリングは2018年のゴールドウィング(SC79型)に引き継ぎました。
【ゴールドウィングF6Bの装備】
機能美を追求したライト類やメーターを採用しました。マルチリフレクタータイプのヘッドライトとミラー一体式のウインカーはスポーティなデザインとなっています。
左右各40Lほどの車体一体型のパニアケースで積載能力は十分です。
オーディオシステムを装備し、快適な走行を手助けします。
【ゴールドウィングF6Bのパワーユニット】
GL1800と共通の水平対向6気筒エンジンは、極上のクルーザーとして、走る歓びを与えられるマシンとなっています。GL同様に圧倒的なパワーで快適かつスポーティな走行性能を実現しています。
【ゴールドウィングF6Bのシャシー】
シャシー系も共通となっており、剛性と柔軟性を両立したツインチューブフレームを採用しました。低速域から高速域までどの速度域でも軽快で柔軟な操作性と快適なな走行性能を実現しています。