【ゴールドウィングF6Cの特徴】
ゴールドウィングF6Cは、ゴールドウィングF6Bが登場した翌年の2014年に発売した派生モデルです。F6Bの次はF6Cですが、2番目のABC…ではありません。
F6Cの意味は、
F フラット(水平対向)
6 六気筒
C カスタム
となっています。
今回のF6CはGL1800からF6B以上に装備を取り除きました。
サイドパニアやカウリングのなど、ほぼ全て取り除いたといっても過言ではいくらいでした。そのおかげで、車重は-75kg。大幅なダイエットとなりました。
外観からはワルキューレを彷彿とさせるデザインになっていました。海外でのモデル名は、「GOLDWING VALKYRIE」で正真正銘ワルキューレでした。
■「The King of Motorcycles」にマッシブとパフォーマンスを追加
伝統のゴールドウィングに重く力強い「マッシブ」と走行性能の向上「パフォーマンス」を組み込んだスタイリングとなっています。
ラジエーターシュラウドが一番の特徴として、力強いフォルムを際立たせています。水平対向の突き出したエンジンも相まって、マッスルかんの強いスタイリングとなりました。
■突き詰めた走行感
豪華な装備に加えてカウリングまで廃止したF6Cは極限まで走行感を求めました。これは車のような快適な走行感ではなく、バイクで風を切りながら走るという爽快感を突き詰めたものでした。
F6Bと同じく、ユーザーの幅を広げるためのものでした。
■ゴールドウィングF6Cのモデルチェンジ年表
ゴールドウィングF6CはF6Bの発売の翌年に登場しました。
2015年のF6Bのマイナーチェンジの際は、F6Cは変更を行わず、生産終了までカラーチェンジのみとなっていました。
この年にカラーチェンジを行い、アトモスフィアブルーメタリックからキャンディープロミネンスレッドに変更しました。
その後は、排ガス規制に対応せず、F6Bと共に生産終了となりました。
F6Bはゴールドウィングに受け継がれましたが、F6Cは後継機種が生まれずに終わりました。
【ゴールドウィングF6Cの系譜】
1972年 M1
1974年 GL1000 ゴールドウィング
1980年 GL1100 ゴールドウィング
1984年 GL1200 ゴールドウィング
1988年 GL1500ゴールドウィング
1996年 ワルキューレ
2001年 GL1800 ゴールドウィング(SC47)
2004年 ワルキューレルーン
2011年 GL1800 ゴールドウィング(SC68)
2014年 ゴールドウィングF6B/F6C
2018年 ゴールドウィング(SC79)
【ゴールドウィングF6Cの基本スペック】
型式:EBL-SC68
全長:2470mm
全幅:940mm
全高:1150mm
ホイールベース:1705mm
最低地上高:145mm
シート高:735mm
車両重量:342kg
乗車定員:2名
燃料消費率(1)(km/L):25.0
エンジン型式:SC47E
エンジン種類:水平対向6気筒
排気量:1832cc
圧縮比:9.8
最高出力:117ps
最大トルク:168Nm
燃料供給方式:フューエルインジェクション
燃料タンク容量(L):22L
燃料(種類):レギュラーガソリン
バッテリーサイズ:GYZ20L
タイヤサイズ(前):130/60R19
タイヤサイズ(後):180/55R17
ブレーキ形式(前):油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式(後):油圧式ディスク
ゴールドウィングF6Cのカラーラインナップ
・グラファイトブラック
・キャンディークロモスフィアレッド
・アトモスフィアブルーメタリック
ゴールドウィングF6Cの中古車相場\1,358,000~\1,990,000
【ゴールドウィングF6Cの装備】
シンプルで視認性の良いフル液晶のメーターを採用しました。一直線状のタコメーターと中心に速度計を表示したレイアウトとなりました。
ウインカーのオートキャンセル機構も装備しました。
快適装備のほぼ無く、走行感を極限まで突き詰める装備となりました。
【ゴールドウィングF6Cのパワーユニット】
ゴールドウィングと同様の水平対向6気筒エンジンをF6C専用にセッティングを施しました。これにより、パワーとトルクの増強、ストリートメインの特性を持ちました。
持てるパワーのすべてを走りへの魅力へとつぎ込み、フラットシックスエンジンの潜在能力を呼び覚ましました。
【ゴールドウィングF6Cのシャシー】
シャシーは共通の設定となっており、アルミ製ツインチューブフレームを採用。また、ABSも標準装備とし、安全性能も向上させています。
バイク館HP ゴールドウィングF6C 在庫車両一覧
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