【シャドウ750の特徴】
シャドウ750は1997年にシャドウ400と同時に発売された750ccクラスのクルーザーモデルです。車体はシャドウ400と共用となっており、エンジンはスティード600のものを改良する形で搭載しました。
1997年の発売から2016年まで長きにわたる生産となるシャドウ750ですが、1997年から2003年の初代、2004年以降の2代目で大きく仕様が変わっています。
■駆動方式の違う初代・2代目
1997年から2003までの初代シャドウ750はチェーンドライブ式、2004年以降の2代目シャドウ750はシャフトドライブ式と駆動方式が変わっており、大きな変更が加えられていました。
■バリエーションモデルの発売
2000年にシャドウ400スラッシャーと同様に、シャドウ750スラッシャーを発売しました。ショートフェンダーとローダウン化がされていました。
2009年にはブラックを基調としたモデルの、シャドウファントムを発売しました。
また、2009年はシャドウ750にABS搭載モデルも追加しました。
■シャドウ750のモデルチェンジ年表
2001年のマイナーチェンジで平成11年排ガス規制に対応するとともに、シート形状の見直しを行いスリム化。20mmのシート高ダウンをしました。
2004年にはフルモデルチェンジを行い、RC50型に移行しました。このモデルチェンジで駆動方式がシャフトドライブに変更となりました。
2008年のマナーチェンジでは、燃料供給が従来のキャブレター式からフューエルインジェクション式に変更となりました。これで、平成19年排ガス規制対応しました。
2010年からは、ABS搭載モデルと非搭載モデルの2パターンでの販売となりました。非搭載モデルはリアドラムブレーキですが、ABS搭載モデルはリアも油圧式ディスクブレーキに変更となりました。
【シャドウ750の装備】
シーソー式のチェンジペダルを採用し、変則動作を快適化すると共に靴も汚れづらくなるなどのメリットもありました。
別売りのアクセサリーでは、大型のウインドウスクリーンやリアキャリア、バックレスト等快適な装備も取り揃えていました。
【シャドウ750のパワーユニット】
745ccの水冷4ストロークV型2気筒エンジンは、低回転域での図太くフラットなトルク特性など、クルーザーならではの走りに磨きを掛けました。
また、排気系はデュアルテーパードマフラーの採用によって、Vツイン特有の鼓動感を得られます。
【シャドウ750のシャシー】
シャドウ400と共通のシャシーであり、タイヤもフロント17インチ、リア15インチで同様となっています。フルカバータイプの正立フォークやABS搭載モデルは前後ディスクブレーキ等、クルーザーとして充実したシャシーを備えています。