【スクランブラー アイコンの特徴】
スクランブラー アイコンは2015年に登場した、ドゥカティ・スクランブラーシリーズの復活モデルです。元のスクランブラーは、1962年から1974年まで生産されていた単気筒モデルで、250cc~450ccまでが販売されました。
モンスター796ベースの空冷Lツインエンジンを搭載しており、803ccのドゥカティ・スクランブラーシリーズのベースモデルでした。
■今までのドゥカティとは一線を画すモデル
フルカウルのスーパーバイクシリーズが代表のドゥカティで、ムルティストラーダのようなアドベンチャーモデルやストリートファイター、モンスターのネイキッドモデルなども発売してきました。
上記のモデルとは一線を画すようなモデルがドゥカティ・ストリートファイターシリーズで、アメリカ発祥のバイクをイタリアメーカーが製造しました。
■様々なバリエーションモデル
ドゥカティ・スクランブルの803ccシリーズは、2015年の発売以降、様々なバリエーションモデルを発売しました。
- セパレートハンドルやシングルシートを装備した「スクランブラー カフェレーサー」
- 19インチフロントタイヤやブロックタイヤを装備した「スクランブラー デザートスレッド」
- ハンドル位置が低く、アメリカのフラとトラック用レーサーをイメージした「スクランブラー フルスロットル」
- 夜をイメージしたスタイリングとバーエンドミラーを装備した「スクランブラー ナイトシフト」
- レトロスタイルモタードの「スクランブラー アーバンモタード」
- スポークホイールを装備し、さらにオフロード指向を強めた「スクランブラー アーバンエンデューロ」
- コンベンショナルなリアフェンダーやスポークホイールを装備した「スクランブラー クラシック」
- 2015年のフラットトラックレースマシンレプリカモデル「スクランブラー フラット・トラック・プロ」
- 各部をブラックアウトにしたカフェレーサースタイルの「スクランブラー イタリアインディペンデント」
- 1960年代の250ccマッハ1をモチーフとした「スクランブラー マッハ2.0」
- スポークホイールのリムやフォークカバーなどをブラックアウトした「スクランブラー ストリートクラシック」
など、数多くのラインナップを増やしました。
【スクランブラー アイコンの装備】
現在も生産が続いているスクランブラー アイコンの現行装備は、フルLEDとなっており、メーターもフルカラーTHTメーターを装備しています。
また、オプションパーツも充実しており、カスタムの幅も広がっています。
【スクランブラー アイコンのパワーユニット】
モンスターから継承する空冷Lツインエンジンは、低速から元気なパワーを発揮し、キビキビした走りを実現しています。
また、電子制御も充実しているので、安定した走行にも貢献しています。
【スクランブラー アイコンのシャシー】
カヤバ製前後サスペンションを採用しており、最適化されたセッティングで安定した走行性能とコーナリング性能を実現しました。