【フォルツァXの特徴】
2000年に発売さフォルツァ(MF06型)のフルモデルチェンジとして、2004年にフォルツァZと共に発売されたのが、フォルツァXです。MF06型で設定されていたType X(メーカー出荷時からのカスタムモデル)とは別区分で、フォルツァXはオーソドックスなベーシックタイプとして、販売されました。
当時のビッグスクーターはウィンドウスクリーンをショートタイプにするのが、天板カスタムとなっていたため、2代目フォルツァはノーマルの状態でショートスクリーンを採用するなど、ユーザーを一番に考える設計がなされていました。
2008年にはモデルチェンジを行い、3代目フォルツァ(MF10型)となりますが、フォルツァX及びフォルツァZは2台体制での販売が続けられました。
2006年にフロントカウルのヘッドライト形状の変更を行う、マイナーチェンジを行いました。この時、テールランプをLEDに変更するなど、安全性の向上も行われました。
2008年には、フォルツァZに遅れながらも、フルモデルチェンジを行い、MF10型へと進化しました。フォルツァXの立ち位置も少し変わり、フォルツァZのシンプルなエントリーモデルとしての、モデルチェンジとなりました。
その後、2009年にはカラーチェンジを行いますが、2010年のマイナーチェンジを際に、フォルツァXは生産終了となりました。
フォルツァZはその後も継続販売となり、2016年まで生産が続けられました。
【フォルツァXの装備】
2台体制での販売となり、ベーシックなモデルとして販売されたフォルツァXはシンプルな装備になっています。
MF10型からは、よりシンプルなエントリーモデルとして生産され、フォルツァZより求めやすい価格設定などがされました。
【フォルツァXのパワーユニット】
フォルツァZと同じ構成の水冷4ストローク単気筒エンジンとなっていますが、オートマチック変則のスクーターとして基本の設定となっています。これは、フォルツァZより手軽に扱えるモデルを目指したためで、安価な価格設定にも貢献しています。