【400Xの特徴】
400Xは2013年の6月に、前年発売のNC700シリーズと共通のプラットフォームを活用して展開されました。2013年の4・5月に発売された、CBR400RとCB400Fとエンジン・フレームが共通となっています。日本では免許制度の関係で400ccでの販売でしたが、海外(欧州や北米など)ではCB500Xとして販売されました。
NCシリーズで言うNC750Xというクロスオーバーモデルとして登場した400Xはロングツーリングに適したポジションを実現しました。
2016年には排ガスをクリアするためにフルモデルチェンジを決行しました。
VFR1200Xクロスツアラーのコンセプトを受け継ぎ、デザインも一新。ヘッドライトをLEDに変更や2段階の高さ調節ができるスクリーンに変更されました。さらにスクリーンは従来モデルより高さが100mm延長されています。
2017年にはサイレンサーが短くなり、アンダーカーバーの廃止などのマイナーチェンジを行いました。
2018年にはEICMA(ミラノショー)でフルモデルチェンジが発表されました。フロントタイヤが17インチから19インチに変更、スクリーンも20mm延長され、よりクロスオーバーモデルらしくなりました。
2022年にはフロントフォークを正立から倒立に変更し、フロントブレーキがシングルからダブルに変更するマイナーチェンジを行いました。
【400Xの装備】
2022年の現行モデルではヘッドライト・テールランプ・前後ウインカーがLEDとなっています。2019年のモデルチェンジ以降はアシストスリッパ―クラッチが採用され、快適な走行の手助けとなっています。
ホイールは軽量でシンプルなアルミキャストホイールとなっています。路面変化にしなやかに対応するY字型スポークデザインとなっています。
【400Xのパワーユニット】
399cc水冷DOHC直列2気筒エンジンは低-中回転で粘りあるトルク特性となり、快適な街乗りからロングツーリングを可能としました。
180°位相クランクの採用でエンジンを低振動化とコンパクト化。
また、インジェクションシステムを最適化し、スロットル開度に対してのリニアレスポンスも向上しています。