【690DUKEの特徴】
690DUKEは2008年に登場した、KTMのネイキッドDUKEシリーズです。
以前から販売されていた620DUKEや640DUKEの後継機種としてのデビューでした。
発売当時の排気量は653ccで、2011年モデルの690DUKE Rから690ccのエンジンとなりました。
もともとオフロードメーカーだったKTMが作ったネイキッドモデルなので、細身のタンクと一体型のL字型シートで限りなくモタードよりのネイキッドとなっていました。
■2代目690DUKE
2012年からの2代目690DUKEは690DUKE Rのエンジンを採用し、さらにRをベースに大幅な改良を行いました。
当時トレードマークとなっていた縦目2灯ヘッドライトを辞め、1灯ヘッドライトへとデザイン変更を行いました。
エンジンから外観まで約9割の部品を変え、ほぼ別のモデルとなりました。
性能面ではさらにロード寄りのセッティングとはなっていましたが、690cc70馬力大型単気筒の為、低速はスカスカでした。
■3代目690DUKE
2016年にフルモデルチェンジした690DUKEは、3代目に突入します。
エンジンを大幅に改良し、74馬力となったのが最大のトピックスでした。
絶滅寸前のビッグシングルで最大排気量を誇る690DUKEは、カタログスペックでツインに隠れて、騒音規制に対応することが難しいなどの問題が山積みでした。
■690DUKEの歴史
2008年に登場した690DUKEは、KTMビッグシングルの代表として長く生産されました。
2012年にフルモデルチェンジを行い、9割ほどのパーツを新設計としました。
2013年には価格変更をメインとしたマイナーチェンジを行いました。
2016年のモデルチェンジでは、外観を一新しDUKEシリーズに近づきました。
2018年を最後に生産終了となり、ビッグシングルは690SMCが最後となりました。
【690DUKEのパワーユニット】
3代目690DUKEからは、従来からさらにビッグボアショートストローク化されており、74馬力を達成しました。
ただ、ヘッドにバランサーが追加されて扱いやすさは若干向上しています。
【690DUKEのシャシー】
上級グレードのRには、おなじみのオレンジホイールとオレンジフレームを採用。
ブレンボ製ブレーキキャリパーやWP製フルアジャスタブルサスペンションなどを採用しています。