【Ape100の特徴】
Ape100は2002年に登場した、Ape50のバリエーションモデルです。前年に発売された、「Nプロジェクト」の第一弾のApe50の車体をベースに倍の排気量を搭載した、原付2種モデルとなっています。
排気量が2倍となっているため、最高出力もApe50の3.7psから7.0まで向上しました。そのため、ベースにした従来のフレームや足回りでは受け止められなくなったため、各部の強化も行われています。
■カラーリングにこだわったバリエーションモデル
発売翌年から、カラーリングにこだわったApe100 Deluxeを発売しました。
2003年のApe100 DXはブラック、2006年のDXは赤フレームにホワイトをベースとし、「ホンダウィング」のロゴマークを「HONDA」のロゴとしました。
2007年のDXはタンクとサイドカバーをツートンとした2カラーを発売。
2008年にはシルバーを基調としたカラーに加えて、CB750FourイメージのカラーをSpecial Editionとして発売しました。
■原付2種ならではの特徴
Ape50の原付1種からステップアップしたことで、様々な制限が無くなりました。そのため、追加された装備があり、2人乗り用のタンデムステップとロングシートです。また、速度も30km/hから法定速度までとなったことで、「ギアチェンジの面白さを体感できる、ベーシックスポーツ」として、大きく成長した形となりました。
■Ape100のモデルチェンジ年表
2002年の発売以来、カラーチェンジとDeluxeとSpecial Editionの設定のみ行っていました。また、Ape50がインジェクション化された際も、Ape100は変更せずキャブレターのままでした。
2009年に平成19年排ガス規制に対応するためのマイナーチェンジを行いました。内容は、キャブレターセッティングの最適化とエキゾーストへの触媒の追加でした。
この年に油圧式ディスクブレーキを前後に搭載した、Type Dが発売されました。
【Ape100の装備】
2人乗りの為のロングシートを新採用し、タンデムステップも装着しました。
また、Deluxeなどのバリエーションモデルなどとは別に、カラーオーダープランを設定する事で、ユーザーの好みを反映させることができました。
【Ape100のパワーユニット】
Ape50のエンジンをベースに100ccと排気量を拡大した空冷4ストロークOHC単気筒エンジンを搭載しました。最高出力は初期モデルで7.0psとなり、力強い走行を実現しました。
【Ape100のシャシー】
排気量拡大を受け、シャシー系の強度をアップしました。主にフレーム・スイングアーム・リアホイールの強度を上げ、100ccの排気量に対応しました。