【CB-1/CB-1 TypeⅡの特徴】
CB-1は、CB400SFの前身モデルとして1989年に発売されたCB400Four以来の400cc4気筒ネイキッドでした。89.90年はCB-1として、91年はセミアップハンドルを採用したCB-1 TypeⅡとしての販売となりました。
エンジンはCBR400RRをベースにチューニングを施した、スポーツネイキッドエンジンになっています。
TypeⅡではエンジンをさらに常用回転域に合わせたチューニングを行い、より後継モデルのCB400SFに近づいた性能となっています。
■レーサーレプリカCBR400RRエンジンをベースに
当時カリカリのレーサーレプリカだったCBR400RRのエンジンをベースにしたCB-1は低-中回転域寄りにチューニングを行いました。ただ、タンク容量が11Lしかなく、満タン時航続距離が200kmほどの為、燃費性能はあまりよくありませんでした。
■TypeⅡで改善された性能
TypeⅡでは、エンジンをさらに低-中回転域に合わせたセッティングとし、常用域での快適性が向上しました。また、タンク容量は13L、その他の要素も重なり燃費は25~30km/Lと高燃費化に成功しました。
■CB-1/TypeⅡのモデルチェンジ年表
1989年の発売翌年の1990年にマイナーチェンジを行い、フロントサスペンションのバネ特性、内部構造の変更で、作動性を向上させ、初期型での不具合や不安性を解消しました。
1991年にはフルモデルチェンジを行い、TypeⅡへ進化。エンジンのチューニングで走行性能を向上。また、ハンドル形状の変更や燃料タンク容量の拡大、エアクリーナーボックスの縮小、シート形状の変更等、よりツーリングに適した装備となりました。
【CB-1/CB-1 TypeⅡの系譜】
1974年 ドリームCB350Four
1974年 ドリームCB400Four
1981年 CBX400F
1989年 CB-1
1992年 CB400SF(NC31)
1995年 CB400 Ver.R
1996年 CB400SF Ver.S
1997年 CB400FOUR
1999年 CB400SF HYPER VTEC(NC39前期)
2002年 CB400SF HYPER VTEC SPEC2(NC39中期)
2003年 CB400SF HYPER VTEC SUPEC3(NC39後期)
2005年 CB400SF/SB(NC39後々期)
2007年 CB400SF HYPER VTEC REVO/CB400SB(NC42)
2014年~CB400SF/SB REVO(NC42後期)
【CB-1/CB-1 TypeⅡの基本スペック】
CB-1
型式:NC27
全長:2035mm
全幅:705mm
全高:1025mm
ホイールベース:1375mm
最低地上高:130mm
シート高:775mm
車両重量:183kg
乗車定員:2名
エンジン型式:NC23E
エンジン種類:水冷4ストローク4気筒
排気量:399cc
圧縮比:11.3
最高出力:57ps
燃料供給方式:キャブレター
燃料タンク容量(L):11L
燃料(種類):レギュラーガソリン
バッテリーサイズ:YTX9-BS
タイヤサイズ(前):110/70-17
タイヤサイズ(後):140/70-17
ブレーキ形式(前):油圧式ディスク
ブレーキ形式(後):油圧式ディスク
CB-1 TypeⅡ
型式:NC27
全長:2035mm
全幅:705mm
全高:1055mm
ホイールベース:1385mm
最低地上高:130mm
シート高:775mm
車両重量:186kg
乗車定員:2名
エンジン型式:NC23E
エンジン種類:水冷4ストローク4気筒
排気量:399cc
圧縮比:11.3
最高出力:53ps
燃料供給方式:キャブレター
燃料タンク容量(L):13L
燃料(種類):レギュラーガソリン
バッテリーサイズ:YTX9-BS
タイヤサイズ(前):110/70-17
タイヤサイズ(後):140/70-17
ブレーキ形式(前):油圧式ディスク
ブレーキ形式(後):油圧式ディスク
CB-1/CB-1 TypeⅡのカラーラインナップ
CB-1
・ブラック
・ブルー
・レッド
CB-1 TypeⅡ
・グリーン
・ブラック
CB-1の中古車相場\278,000~\600,000
CB-1 TypeⅡの中古車相場 不明
【CB-1/CB-1 TypeⅡの装備】
CB-1 TypeⅡでは、セミアップハンドルの採用で、ライディングポジションが快適になりました。またシート形状も新しいものとして、快適性を向上しました。
アジャスター付きのブレーキレーバーやセンタースタンドも装備されました。
【CB-1/CB-1 TypeⅡのパワーユニット】
水冷4ストローク4気筒エンジンは、市街地からロングツーリングまで扱いやすい低-中速域の出力特性を向上させました。また、ギアレシオもハイギアード化し、高速走行時もストレスなくスムーズな走行を可能としました。
【CB-1/CB-1 TypeⅡのシャシー】
共通で鋼管ツインチューブを採用。カウルレスでフレームが見えるデザインの為、機能美を演出していました。
グレードが低めな初期型のサスペンションは、1990年モデル以降に改良型のサスペンションを採用することで、ふらつきなどの弱点を克服していました。
バイク館HP CB-1/CB-1 TypeⅡ 在庫車両一覧
https://www.bikekan.jp/buy/search?name=CB-1&sort=1