【CBR400F エンデュランスの特徴】
CBR400Fエンデュランスは1994年に発売した、CBR400Fのハーフカウル付きモデルです。忍耐力や持久力といった意味の「endurance」を名前に採用し、耐久レースマシンをイメージして開発されました。
これは、耐久レース参戦目的ではなく、ハーフカウルを装備し、風防性能の向上でライダーの負担を軽減する目的でした。
■フルカウル装備の特別仕様車の発売
1984年7月にフルカウル装着解禁を受けて、フルカウル付きモデルを4000台限定で発売しました。このモデルにはカウリングにF3の文字が入っていますが、これはCBR400Fフォーミュラ3モデルではなく、CBR400Fエンデュランスのフルカウル限定モデルでした。
■CBR400Fの歴史
1984年にハーフカウル装着解禁を受けて、CBR400Fから1年遅れでのバリエーション追加となりました。
1984年7月には限定4000台のフルカウルモデルを発売。
1985年にはCBR400Fと同様マイナーチェンジを行い、スイングアームをアルミ製に変更やホイールをより軽量なアルミ製キャストホイールへ変更など、軽量化を求めた変更を行いました。
【CBR400F エンデュランスの装備】
ハーフカウル付きの標準モデルとフルカウル付きの限定も出るがラインナップされています。1984年の初期型は、アンダーカウル装備。1985年のマイナーチェンジ後のモデルは、アンダーカウル無しとなっていました。またヘッドライトは、丸目2眼での採用となっていました。
【CBR400F エンデュランスのパワーユニット】
パワーユニットはCBR400Fともちろん共通になっています。REV機構を採用した空冷4ストローク4気筒エンジンは、低-中回転の常用回転域では力強く、高回転域ではスムーズな吹け上がりのエンジン特性を実現しています。
【CBR400F エンデュランスのシャシー】
シャシーもCBR400Fと共通。マイナーチェンジ以降はアルミ製ダブルクレードルフレームを採用し、大きく軽量化を実現させました。
ブレーキもTRAC機構を採用し、制動力の大幅な向上で安全性を確立しました。