車種 「CRF1000Lアフリカツイン」
【CRF1000Lアフリカツインの特徴】
CRF1000Lアフリカツインは、2016年から2019年まで販売されたアドベンチャーモデルです。1988年から2000年まで販売されていたアフリカツインの名前を継承する、CRFシリーズとしてのデビューでした。
ダカールラリー参戦モデルのCRF450ラリーをスポーティにしたスタリングとなっていました。
■DCTモデルや上級グレードのラインナップ
後に続く、CRF1100Lアフリカツインと同様に様々なバリエーションがラインナップしていました。
発売時には、標準モデルとDCT搭載モデル。2018年からは、24Lの大型燃料タンクやパイプガード、スキッドプレート、専用サスペンションを装備した「CRF1000Lアフリカツイン アドベンチャースポーツ」も発売されました。アドベンチャースポーツにもDCTモデルが設定されており、ローダウン仕様のType LDも両タイプ設定されたため、すべて合わせると6モデルのラインナップとなりました。
■機能性を重視したスタリング
CRF1000Lアフリカツインは3つのキーワードから、スタイリングを構成しました。
突起物を排除したボディやエンジン、スキッドプレートの採用で、車両のダメージを最小限にする「ミニマムダメージ」。
マスの集中化を追求した構成で、扱いやすいスリムなボディを目指した「俊敏」。
レイアウトやパーツの選択を機能性に特化したものにし、機能美を追求した「軽量かつコンパクト」。
■CRF1000Lアフリカツインのモデルチェンジ年表
登場の翌年、2017年に排ガス規制に対応するマイナーチェンジを実施しました。
2018年にもマイナーチェンジを行い、電子スロットルの採用、グリップヒーターなどの快適装備が追加されました。
同時に上級グレードのCRF1000Lアフリカツイン アドベンチャースポーツも発売しました。
その後、2019年までは、カラーチェンジを行い、2020年にCRF1100Lアフリカツインへと排気量アップなど進化しました。
【CRF1000Lアフリカツインの系譜】
1979年 XL500S/R
1983年 XLV750R
1983年 RS750D/NS750
1985年 XL600R PHARAOH
1986年 NXR750
1987年 TRANSALP
1988年 Africa Twin
1999年 VARADERO
2016年 CRF1000Lアフリカツイン
2019年 CRF1100Lアフリカツイン
【CRF1000Lアフリカツインの基本スペック】
CRF1000Lアフリカツイン
型式:2BL-SD04
全長:2330mm
全幅:930mm
全高:1475mm
ホイールベース:1575mm
最低地上高:250mm
シート高:870mm(850mm)
車両重量:230kg
乗車定員:2名
燃料消費率(1)(km/L):32.0
エンジン型式:SD04E
エンジン種類:水冷4ストローク2気筒
排気量:998cc
圧縮比:10
最高出力:95ps
最大トルク:99Nm
燃料供給方式:フューエルインジェクション
燃料タンク容量(L):18L
燃料(種類):レギュラーガソリン
タイヤサイズ(前):90/90-21
タイヤサイズ(後):150/70R18
ブレーキ形式(前):油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式(後):油圧式ディスク
CRF1000Lアフリカツイン アドベンチャースポーツ
型式:2BL-SD04
全長:2340mm
全幅:930mm
全高:1570mm
ホイールベース:1580mm
最低地上高:270mm
シート高:890mm(870mm)
車両重量:243kg
CRF1000Lアフリカツイン アドベンチャースポーツ Type LD
型式:2BL-SD04
全長:2310mm
全幅:930mm
全高:1510mm
ホイールベース:1560mm
最低地上高:210mm
シート高:830mm(810mm)
車両重量:242kg
CRF1000Lアフリカツインのカラーラインナップ
・グランプリレッド
・グリントウェーブブルーメタリック
・マットバリスティックブラックメタリック
・パールグレアホワイト
CRF1000Lアフリカツインの中古車相場\890,000~\1,495,000
CRF1000Lアフリカツイン アドベンチャースポーツの中古車相場\1,288,000~\1,430,000
【CRF1000Lアフリカツインの装備】
様々な形状のトップケースに対応する、リアキャリアを標準装備しました。
また、シートはアジャスター付きでシート高を調節できる仕組みになっています。
全灯火類はLEDとなっており、ヘッドライトの2眼はアフリカツインの特徴となっています。
【CRF1000Lアフリカツインのパワーユニット】
オンロードからオフロードまで幅広い用途での扱いやすさを追求した、水冷4ストローク2気筒エンジンを採用しました。
電子スロットルの採用により、4種類のライディングモードの選択も可能になりました。
DCTモデルには、最高80通り以上のモード選択で、オフロードでも力強い走りを可能にしました。
【CRF1000Lアフリカツインのシャシー】
ラリーレースで培われたノウハウを惜しみなく投入したCRF1000Lアフリカツインは、セミダブルクレードルフレームを採用しました。これにより、オンロードでは扱いやすく、長距離では快適に、積載時は安定する車体となりました。
フロントサスペンションは、標準モデルが230mmのロングストローク倒立フォーク、アドベンチャースポーツは252mmのロングストローク倒立フォークを採用しています。
両モデルともABSを標準装備としており、ON/OFFの切り替えも選択可能となっています。
バイク館HP CRF1000Lアフリカツイン 在庫車両一覧
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