【CTX1300の特徴】
CTX1300は2014年にCTX700/Nの上位大排気量モデルとして発売されました。CTXシリーズとして、水平基調のデザインでロー&ロングのスタイリングとしていました。
エンジンのレイアウト、1989年のST1100から受け継いだ縦置きの設置となっています。
ブームとなっていた大型クルーザーとして、ゴールドウィングF6BとCB1300STの中間ほどのポジションで、低重心の為扱いやすいモデルとして人気になりました。
■「快適技術の体感」
開発コンセプトである「快適技術の体感」を前面に押し出した装備構成となっています。
740mmの低シート高や前後連動のABS、車両スタイリングに合わせた標準装備のパニアケースが快適性を物語っています。さらに、Bluetooth対応のオーディオやETC車載器、グリップヒーターなども標準装備で居住性能が高いマシンとなっていました。
■CTXシリーズ共通のスタイリング
力強さとモダンさを融合させ、洗練されたスタイリングは、ユーザーに特別な所有感を与えます。CTXシリーズ共通の水平基調のスタイリングで、機能美を追求しています。
クルーザーモデルにふさわしいおおらかで力強く、低重心で迫力のあるデザインを完成させました。
■CTX1300の歴史
CTXシリーズのフラッグシップモデルとして発売されたCTX1300は以外にも短命なモデルヒストリーとなりました。
発売後一切の仕様変更やカラーチェンジを行わずに生産され続けました。
最終的には排ガス規制に対応せず、2016年を最後にCTXシリーズすべてがラインナップから姿を消しました。
【CTX1300の装備】
全灯火類はLEDとなっています。メーターは大型で、左右2眼のタコ・速度メーター、中央の液晶に走行情報が表示されます。
左右35Lの大容量パニアケースの搭載で長距離の快適性能も向上しています。
他にもグリップヒーターの採用やウインカーのオートキャンセル機構、USBソケット等もそろえています。
【CTX1300のパワーユニット】
ST1100パンヨーロピアンのような縦置きの水冷4ストロークV型4気筒エンジンを採用しました。低-中速域のトルクフルな特性で扱いやすさが向上しました。また、2軸2次バランサーを採用することで、不快な振動を低減しました。
【CTX1300のシャシー】
フレームは高い剛性を誇るダブルクレードルフレームを採用しました。740mmのシート高と1645mmのロングホイールベースで街中からロングツーリングまで幅広い場面での快適性を実現しました。