【GL1800の特徴】
ゴールドウィングという名前で、長くホンダラインナップのフラッグシップモデルとして君臨するスポーツクルーザーです。1975年にアメリカで販売されたGL1000から始まり、主な市場であった北米で求められた大陸弾道ツアラーとして長距離を苦も無くこなし、進化を続けてきました。
■アメリカ向上から国内熊本二輪工場へ
1980年にGL1100、1984年にGL1200、1988年にGL1500が生産されてきました。この時点では北米工場での生産であり、日本へは輸入車という形での販売となりました。
その後、2001年にGL1800が登場し、2011年からはアメリカ金融危機の影響で、アメリカ工場が4輪専用工場となるため、ホンダ熊本工場で生産へ移行となりました。
30年以上も生産が続いており、ホンダの人気バイクということが伺えます。
■GL1800のマイナーチェンジ年表
2011年のマイナーチェンジより、生産工場をアメリカから熊本工場へ変更し、完全受注生産として販売しました。
2018年まで数々のカラーチェンジを行い、ついにフルモデルチェンジとなりました。
水平対向6気筒エンジンをレイアウトは継承、新設計のエンジンを搭載しました。
2020年、2021年のマイナーチェンジを経て、DCTモデルのみの販売となりました。
【GL1800の装備】
2018年の新モデル以降サドルバッグとリアトランクを装備したモデルを「GOLDWING Tour」、サドルバッグのみのモデルを「GOLDWING」と呼ばれます。
ホンダ車で数多く採用されている自動変速のDCTももちろん装備されており、2021年以降はMT車が廃止され、DCTで一本化されています。
また、Apple社の「AppleCarPlay」やGoogle社の「Android Auto」にも対応しています。
【GL1800のパワーユニット】
バイクでは唯一の水冷4ストローク水平対向6気筒エンジンが採用されています。
重厚感のあるサウンド、余裕のあるトルク、低速域からのトルクでゆったりとしたクルージング性能とダイナミックな加速を両立しています。
また、左右2本出しのマフラーは重厚な低音を追求し、バイクらしい故道灌のあるサウンドを演出しています。
【GL1800のシャシー】
アルミツインチューブを採用。しなやかで高い剛性が特徴です。足回り関連とフレームボディに求められる機能を分離・独立させ、軽量化させました。
サスペンションは、ホンダ独自のダブルウイッシュボーンフロントサスペンションを採用。快適な乗り味を可能にしています。