【MAGNAの特徴】
マグナは1993年に発売した、VF750マグナ、V45マグナに続く第3モデルでした。
もともと輸出モデルとして販売していたVF750Cを日本国内仕様にしたモデルでした。
エンジンはVFR系エンジンをベースに、マグナ向けにチューニングを施し、最適化を行いました。
■伝統のアメリカンスタイリング
飴入り缶の伝統的なスタイリングが主となりながらも、都会的なデザインを組み込んでいます。
ティアドロップ型の燃料タンクにふくらみのあるサイドカバー、幅広のハンドル等、力強く美しいダイナミックなデザインとなっています。
■前身モデルより進化した装備類
前身のVF750マグナやV45マグナよりも、ロングホイールベースとなり、ゆとりのあるライディングポジションとなっていました。また、駆動方式がチェーンドライブとなり、ミッションも5速化。タイヤも前後チューブレスとなりました。
■MAGNAの歴史
1982年のVF750マグナ、1987年のV45マグナ、1993年のマグナと本格的なアメリカンモデルとして人気のあった3代目マグナです。海外モデルは1993年4月に欧米での販売となり、1993年の7月に国内版マグナが販売されました。
1994年にはカラーチェンジで、欧米仕様のイエローを採用しました。
このカラーチェンジを最終モデルとし、この年で生産が終了しました。
【MAGNAの装備】
710mmの低シート高で足つき性能も良く、ロングホイールの為、ライディングポジションも快適になっています。ゆったりとした幅広のハンドルも採用しており、アメリカンクルーザーとしての装備が整っています。
【MAGNAのパワーユニット】
水冷4ストロークV型4気筒エンジンを採用し、常用回転域での力強い出力、高速域では爽快な出力特性となっています。
左右4本出しのマフラーは、アメリカンならではの鼓動感あふれるサウンドを演出します。
【MAGNAのシャシー】
シンプルかつ王道のダブルクレードルフレームを採用しました。サスペンションは、フロントにテレスコピック式の正立フォーク、リアはプリロード調整機構付きのショックを採用し、走行性能を向上させました。