【MSX125SFの特徴】
MSX125は2013年の1月に主にタイ・欧州向けに発売した、125ccクラスのスポーツネイキッドです。車両としては、GROMの兄弟で、日本名がGROM、海外名がMSF125となっています。
2013年6月に日本国内でのGROMの販売が始まり、約半年前に生産国のタイ・欧州で先行的に販売が始まりました。GROMも国内発売から圧倒的な人気を誇っており、それは、先行発売のタイ・欧州でのMSX125が人気となり、その人気ぶりが日本にも伝わっていたためです。
2016年のマイナーチェンジをきっかけに、車名をMSX125からMSX125SFと変更しました。「SF」はストリートファイターの略称となっています。
■GROMとMSX125の違い
日本名と海外名の違いで生産国は同じタイです。中身やスペックはほぼ同じとなっています。違いはとしては、輸出先の日本や欧州、北米等の気候によって、シールやガスケット、ゴムなどの樹脂パーツの材質を変えています。
また、排ガス規制への対応も、世界で一番厳しい国の排ガス規制を基準にしています。
■バイク館での輸入販売
バイク館では、2018年モデルのMSX125SFを取り扱っていました。現在は新車の輸入販売は行っていませんが、複数台中古車の取り扱いがあります。
GROMと比べると比較的安価な価格設定になっていますので、現在供給不足の新車GROMの代わりに人気となっています。
■MSX125のモデルチェンジ年表
発売の2013年から約3年後の2016年に、スタイリングを一新したマイナーチェンジを行いました。このマイナーチェンジで、車名をMSX125SFとしました。
2021年にはフルモデルチェンジを行い、5速リターン式のミッションに変更されました。また、欧州の排ガス規制ユーロ5にも適合し、継続販売となりました。
このときにも車名を変更し、MSX125SFからMSX125 GROMとなりました。
【MSX125SFの装備】
装備はGROMと基本同じものを装備していますが、シールやガスケット等の消耗品の材質が違うこともありますので、注意が必要です。
また、GROMは2021年モデルからABSを装着していますが、MSX125SFにはすでにABSを搭載している車両もあります。
【MSX125SFのパワーユニット】
パワーユニットもGROMと共用となっています。各輸出国によって出力などが若干理が売場合があります。
日本国内で取引されているMSX125SFは基本タイ・欧州向けのモデルとなっています。
【MSX125SFのシャシー】
シャシーもGROMと共用で、倒立フォークも同じく採用となっています。唯一違う点は、海外では早く一般化されていたABSを搭載したもモデルが、日本国内にも輸入されています。