【SV400の特徴】
SV400は1998年9月に発売された、Vツインエンジン搭載のネイキッドスポーツモデルです。同時にハーフカウルを搭載したSV400Sも発売しています。
SV650とエンジンを共通としており、400ccようにチューニング。これで、4.2kg-m/8000rpmという400ccクラス最大のトルクを記録して、400cc最速はSV400と言われるまでになりました。
■少し手のかかるマシン
エンジンやフレーム等素晴らしいスペックを誇る一方、ヘッドライトが暗いことやセパハン故の疲労の蓄積、柔らかすぎるフロントサスペンションと硬すぎるリアショック等、短所もかなり多い車両とはなっています。
ただ、長く乗っているライダーも0ではなく、直す時間や改善するために考える時間が楽しいという意見もありました。
■SV400の歴史
初めてのマイナーチェンジは、2002年にフロントダブルディスクへの変更でした。
ただ、SV400Sは2000年にダブルディスク化しており、2年遅れのマイナーチェンジとなりました。
その後は大きなマイナーチェンジ等は行われず、2009年を最後に生産終了となりました。
翌2010年からはグラディウスが発売し、後継に託しました。
【SV400の系譜】
1998年 SV400/S
2009年 グラディウス400
【SV400の基本スペック】
型式:BC-VK53A
全長:2070mm
全幅:750mm
全高:1060mm
ホイールベース:1430mm
最低地上高:184mm
シート高:785mm
車両重量:184kg
乗車定員:2名
燃料消費率(1)(km/L):37.0
エンジン型式:K508
エンジン種類:水冷4ストロークV型2気筒
排気量:399cc
圧縮比:11.8
最高出力:53ps
最大トルク:41Nm
燃料供給方式:キャブレター
燃料タンク容量(L):16L
燃料(種類):レギュラーガソリン
バッテリーサイズ:YTX9-BS
タイヤサイズ(前):120/60ZR17
タイヤサイズ(後):160/60ZR17
ブレーキ形式(前):油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式(後):油圧式ディスク
SV400のカラーラインナップ
・レッド
・ブルー
・ブラック
など
SV400の中古車相場\298,000~\448,000
【SV400のパワーユニット】
SV650ベースのエンジンは、スケールダウンとチューニングを行いました。
ボア72mm×ストローク49mmとやり過ぎなくらいのビッグボアとなっていました。このことで、4.2kg-m/8000rpmを記録しました。
【SV400のシャシー】
フレームは大量生産に向かない、アルミトラスフレームを採用しました。
スイングアームもアルミと、400ccとしては贅沢なシャシーとなっています。
これは、SV650と共有となるからで、このあたりがGSR400の失敗にもつながったのかもしれません。
バイク館HP SV400 在庫車両一覧
https://www.bikekan.jp/SV400