【SV650/SV650Xの特徴】
SV650は1999年に登場した、実用性、スポーツ性、高いコストパフォーマンスを高い水準で発揮するスタンダードなモデルです。
セパレートハンドルとカウリングを装備したSV650Sも設定され、2001年の欧州販売台数24000台を超える大ヒットとなりました。
2007年に一度カタログ落ちとなるも、2016年に再登場。2018年には、カフェレーサースタイルのSV650Xを発売する等、10年ほど経ほど経った現在でも衰えない人気を誇っています。
■欧州での人気が爆発した初代SV650
SV400から1年遅れで登場したSV650は、当初から欧州ライセンス向けのバイクでした。日本国内での販売もありましたが、人気は出ずにすぐに販売終了となりました。
欧州でも当時ドゥカティ市場最も成功したバイクと言われるモンスターが大ヒットしており、SV650の第一印象はあまり良いものではありませんでした。
実際にはマイルドな乗り味とキレの良いハンドリング、驚異的な軽量さが目を引き街乗りでSV650の右に出るマシンはないとまで言わせました。
■グラディウス650の後継となった3代目
グラディウス650の後継機種として再デビューを果たしたSV650はエンジンをユーロ4に対応させました。ただ、SV650の最大の武器はカタログスペックでも見た目のカッコよさでもなく、シンプルな外見で実用性が高く、ハンドリングの良いスポーツ性能で高いコストパフォーマンスを誇っているところです。
欧州ではスズキ=ハヤブサ・GSX-Rに並んでSVが挙げられるほどの知名度で、スズキを代表する看板バイクとなっています。
初代SV650を継承したグラディウス650の後継機種なので、直系の系譜です。SVなので当たり前ですが。
■SV650の歴史
2016年に復活したSV650は2018年にカフェレーサースタイルのSV650Xを発売します。
2019年のマイナーチェンジでは、ブレーキキャリパーを従来の2ポットから異形対向4ポットに変更となりました。また、サイレンサーの形状変更も行いました。
その後も毎年のカラーチェンジを行い、2022年に平成32年排ガス規制に対応するマイナーチェンジを行いました。
この年から、スズキ特有のローRPMアシストが搭載されました。
【SV650/SV650Xの系譜】
1999年 SV650/S(初代)
2003年 SV650/S(2代目)
2009年 グラディウス650
2016年 SV650(3代目)
2018年 SV650X
【SV650/SV650Xの基本スペック】
型式:8BL-BP55B
全長:2140mm
全幅:760mm
全高:1090mm
ホイールベース:1450mm
最低地上高:135mm
シート高:785mm
車両重量:197kg
乗車定員:2名
燃料消費率(1)(km/L):37.5
エンジン型式:P511
エンジン種類:水冷4ストロークV型2気筒
排気量:645cc
圧縮比:11.2
最高出力:56ps
最大トルク:64Nm
燃料供給方式:フューエルインジェクション
燃料タンク容量(L):14L
燃料(種類):レギュラーガソリン
バッテリーサイズ:FT12A-BS
タイヤサイズ(前):120/70ZR17
タイヤサイズ(後):160/60ZR17
ブレーキ形式(前):油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式(後):油圧式ディスク
SV650/SV650Xのカラーラインナップ
・グラススパークルブラック×パールグレッシャーホワイト(青フレーム)
・グラススパークルブラック(青フレーム)
・オールトグレーメタリック(赤フレーム)
など
SV650/SV650Xの中古車相場\470,000~\778,000
【SV650/SV650Xの装備】
LEDはテールランプのみ採用で、ヘッドライトは12V60/55Wを装着。バイクらしい見た目を追求しました。
メーターはデジタルを採用し、6段階の輝度調節のできるLCDとなっています。
【SV650/SV650Xのパワーユニット】
Vツインならではの鼓動感や路面を蹴るようなり殻強い加速感はそのままに、マイルドな乗り味や軽量ならではのキレの良いハンドリング性能を発揮する味付けになっています。
ローRPMアシストを採用していることで、ただでさえ扱いやすかった街乗りがさらに便利になりました。
【SV650/SV650Xのシャシー】
フレームは造形美を意識したスチール製トラスパイプフレームを採用。フロントはインナーチューブ径41mmの正立フォーク、リアはリンク式サスペンションを採用し、快適でスポーティな乗り心地に貢献しています。
バイク館HP SV650/SV650X 在庫車両一覧
https://www.bikekan.jp/SV650