【TW200/TW200Eの特徴】
TW200は1987年に登場した、道なき道を走破するアドベンチャーオフロードモデルです。
TWの車名は、「Trail Way」の頭文字となっています。
特徴は、バルーンタイヤと呼ばれる幅の太いタイヤを装着しており、低-中速域重視の出力で、道を選ばない走行性能が魅了です。後に史上初のバイクによる北極点到達のベースマシンとなりました。
後に俳優の木村拓哉さんがテレビドラマで乗っていたことの影響もあり、広く人気となっていたバイクです。
■TW200Eの登場で人気爆発
ストリートカスタムの流行や、テレビドラマの影響を受け、TW200もストリートのバリエーションモデルとして、丸目ヘッドライトを装着したTW200Eを発売しました。
これにより、1998年の国内軽二輪部門での販売台数トップを獲得し、大人気バイクの地位を獲得しました。
角目ヘッドライトのモデルもTW200として、2000年まで併売となりました。
■海外仕様車の存在
海外では根強い人気と共に、オフロードモデルとして販売されています。
1987年の北米仕様車発売から人気が続いており、2022年現在でも2023年モデルが発表されるなど、日本での販売が終了した後10年以上も生産が続いています。
■TW200/TW200Eの歴史
1987年に発売されたTW200は、91.93.96.98年とカラーチェンジを行い、その間マイナーチェン等は行われませんでした。
1998年に丸目ヘッドライトとメッキ処理のヘッドライトボディを装着したバリエーションモデルのTW200Eが発売され、瞬く間に人気となりました。
その後は2000年まで、TW200とTW200Eを併売し、2000年のマイナーチェンジを機に、一本化しました。
こnマイナーチェンジでは、フロントにディスクブレーキの採用、排ガス規制対応の為の新型キャブレターを採用するなどの変更を行いました。
2002年にはフルモデルチェンジを行い、車名をTW225/TW225Eに変更しました。
【TW200/TW200Eの系譜】
1987年 TW200
1998年 TW200E(前期)
2000年 TW200E(後期)
2002年 TW225E
【TW200/TW200Eの基本スペック】
型式:BA-DG07J
全長:2090mm
全幅:820mm
全高:1110mm
ホイールベース:1330mm
最低地上高:260mm
シート高:790mm
車両重量:128lg
乗車定員:2名
燃料消費率(1)(km/L):49.0
エンジン型式:G615
エンジン種類:空冷4ストローク単気筒
排気量:196cc
圧縮比:9.5
最高出力:16ps
最大トルク:15Nm
燃料供給方式:キャブレター
燃料タンク容量(L):7L
燃料(種類):レギュラーガソリン
タイヤサイズ(前):130/80-14
タイヤサイズ(後):180/80-14
ブレーキ形式(前):油圧式ディスク
ブレーキ形式(後):機械式リーディングトレーリング
TW200/TW200Eのカラーラインナップ
・ライトパープリッシュブルーメタリック
・ライトイエローイッシュグレイメタリック
・ダルイエローイッシュレッドメタリック
など
TW200/TW200Eの中古車相場\129,000~\770,000
【TW200/TW200Eの装備】
スリムな車体とシンプルなスタイリングから、カスタムベースとしても人気を得ました。
ストリートカスタムとして、人気が高く、バッテリーレス化でわざと車体をスカスカに見せる「スカチューン」というカスタムも流行となりました。
現在の中古市場では、このストリートカスタムの人気の為、フルノーマル車両が少なく、希少車となっています。
【TW200/TW200Eのパワーユニット】
最高出力16ps、最大トルク15Nmの空冷4ストローク単気筒エンジンは、オフロードスタイルのアドベンチャーとして、低-中速域を重視したセッティングとなっています。
このエンジンのベースはXT200で、高度補正装置付きのキャブレターが組み合わさり、抜群の走破性を誇っていました。
【TW200/TW200Eのシャシー】
TW200の特徴と言えるほど、足回りが充実しています。
先ずは幅の太いバルーンタイヤを装着し、砂地やぬかるんだ路面での走行に適していました。また、TW200Eの後期にはフロントディスクブレーキを採用したことにより、安全性も向上。オフロードとオンロードどちらでも高い能力を発揮するようになりました。
バイク館HP TW200/TW200E 在庫車両一覧
https://www.bikekan.jp/TW200