【TW225/TW225Eの特徴】
TW225は2002年にTW200のフルモデルチェンジとして、若干の排気量アップをしたストリートアドベンチャーモデルです。
前身モデルの初期はオフロード向けでしたが、市場のストリートカスタムブームに合わせて、丸目ヘッドライトを装着したTW200Eが登場し、そのTW200Eのモデルチェンジでした。
車名が2002年リリース時は「TW225」、2003年以降は「TW225E」と表記されていました。
■TW200Eとの変更点
TW200Eからの変更点は、シートカウルの小型化、マフラー形状の変更、メーターの小型化、リアドラムブレーキの大径化、メインキーシリンダーの形状変更が主な変更でした。
エンジンは、TW200Eのものをボアアップしたわけではなく、セロー225用エンジンを載せています。
■現代でも人気が続くカスタムベース車
2007年の生産終了以来、北米市場を除いて新車の販売はもちろんありません。ですが、中古車市場では、未だに高値で取引される車両も多い人気バイクとなっています。
その多くは、当時のストリートカスタムをされた車両であり、現在もカスタムパーツは多く流通しているため、再カスタムするライダーも数多くいます。
逆に未カスタムのノーマル車は、希少となっており、高額での取引が目立ちます。
■TW225Eの歴史
2002年にモデルチェンジとして登場したTW225Eは、毎年のカラーチェンジを行いました。その間、マイナーチェンジ等の仕様変更は行われませんでした。
2007年には初代TW200の発売から20周年を記念したアニバーサリーモデルが発売となりました。
このモデルを最終として、排ガス規制への対応は行わず、生産終了となりました。
北米市場では、2023年モデルのTW200が発表され、現在も販売が続いています。
【TW225/TW225Eの系譜】
1987年 TW200
1998年 TW200E(前期)
2000年 TW200E(後期)
2002年 TW225E
【TW225/TW225Eの基本スペック】
型式:NBA-DG09J
全長:2025
全幅:820mm
全高:1110mm
ホイールベース:1330mm
最低地上高:255mm
シート高:790mm
車両重量:127kg
乗車定員:2名
燃料消費率(1)(km/L):50.0
エンジン型式:G328E
エンジン種類:空冷4ストローク単気筒
排気量:223cc
圧縮比:9.5
最高出力:18ps
最大トルク:17.26Nm
燃料供給方式:キャブレター
燃料タンク容量(L):7L
燃料(種類):レギュラーガソリン
タイヤサイズ(前):130/80-18
タイヤサイズ(後):180/80-14
ブレーキ形式(前):油圧式ディスク
ブレーキ形式(後):機械式リーディングトレーリング
TW225/TW225Eのカラーラインナップ
・ブラックメタリック
・ブルーイッシュホワイトカクテル
・ディープレッドメタリック
・ブルーメタリック
など
TW225/TW225Eの中古車相場\190,000~\932,800
【TW225/TW225Eの装備】
TW200と同様にシンプルな装備などから、カスタムベース車としての人気がありました。
現在でも多くのカスタムパーツの存在や、純正部品があることから、長くカスタム・メンテナンスしながら乗れるバイクとなっています。
【TW225/TW225Eのパワーユニット】
セロー225と共通の空冷4ストローク単気筒エンジンは、前身TW200より、最高出力が+2psとなる18psとなっています。これにより、オンロードでの加速性能が向上し、さらにストリートでの走行性能が向上しました。もちろん、オフロードでの走破性も損なわれておらず、幅広いシーンで活躍する一台となっています。
【TW225/TW225Eのシャシー】
TW200Eで採用されたフロントディスクブレーキはそのままに、リアドラムブレーキを大径化し、排気量アップでの制動力を高めました。
また、ロングスイングアームを取り付けた、ロングホイールベース車のカスタムも流行しました。
バイク館HP TW225/TW225E 在庫車両一覧
https://www.bikekan.jp/TW225