【VTX1800の特徴】
VTX1800は2001年に、V型2気筒エンジン搭載の市販車で最大排気量のバイクとしてHAMから輸入し国内販売されました。
ホンダの正式名称は「VTX」で排気量は表記されていませんでした。
アメリカから日本への輸入の際、日本仕様に変更された部分があり、主に外観の部分で、雨が多く湿度の高い日本向けに防錆効果のある塗装が採用されていました。
■圧倒的なパワーの1794ccエンジン
新設計の1794cc水冷4ストロークV型2気筒エンジンは、当時V型2気筒エンジンとして、世界最大排気量を誇っており、圧倒的なパワーをもたらしていました。
また、PGM-FIを採用し、環境性能への配慮も十分にされていました。
■圧倒的パワーにふさわしいスタイリング
たくましく、高級感のあるスタイリングは、Vツインの世界最大排気量が誇る圧倒的なパワーにふさわしいスタイリングとなっていました。ホンダのアメリカンカスタムのフラッグシップモデルとして、高級感のあるパーツも多く採用し、高い所有感も誇る一台となりました。
■VTX1800の歴史
HAMで生産されていたVTX1800は、1995年に東京モーターショーで出展され、その後1999年にアメリカで発売されました。名前の由来は「V-Twin Extreme」の頭文字から。
2001年に日本へ輸入された後は、アメリカモデルと日本モデルは2008年まで生産されました。
Vツイン世界最大排気量は発売当初のもので、2004年にカワサキのバルカン2000が登場したことによって、アイデンティティを失いました。
【VTX1800の装備】
日本仕様車として、ハンドルのアッパー、ロアーホルダー、トップブリッジにクロームメッキ処理を施しました。
また、国内専用にVTXのロゴを付けたメーターを装備しました。
【VTX1800のパワーユニット】
当時世界最大排気量がった水冷4ストロークV型2気筒エンジンは、最高出力102psでゆとりある走行が可能でした。また、位相クランクや世界初採用のカップリングバランサーで不快な振動を低減し、Vツインの大排気量らしい鼓動感が感じられます。
【VTX1800のシャシー】
フロントサスペンションは高い剛性の倒立フォークを採用しました。また、フロントはダブルディスクブレーキ、リアはシングルディスクブレーキで大排気量の重量級バイクとして、十分な安全性能を誇りました。