【W800ストリート/カフェの特徴】
W800ストリート/カフェは2019年に発売した、W800のバリエーションモデルです。
2011年にW650からモデルチェンジと共に排気量をアップしたW800が、2016年で生産終了となり、2019年に3年ぶりの復活を果たした際のラインナップがW800ストリート/カフェで、2019年は2モデルでの販売でした。2019年12月には9カ月遅れでスタンダードモデルのW800が発売され、3モデルのラインナップとなりました。
■Wシリーズ王道のW800ストリート
W800ストリートはWシリーズのスタイルを継承した、まさにWといったスタイルとなっています。これは前身のW800やW650、往年のW1から受け継いできたトラディショナルなスタイルでした。
空冷エンジン等Wらしさを残しつつ、排ガス規制の対応やABS装着、リアブレーキのディスク化など、現代に適応した変更もされていました。
■カフェレーサースタイルのW800カフェ
W800カフェは名前の通り、カフェレーサースタイルのネオレトロスポーツスタイルです。カフェレーサーの特徴でもあるビキニカウルと専用設計のシート、スタンダードW800より前傾の専用形状のハンドル等、専用装備が充実しています。
またW800ストリートと同様に現代に適応した装備も数多く採用されており、まさにネオレトロスポーツの代表となっています。
■W800ストリート/カフェの歴史
2019年に発売したW800ストリート/カフェは、毎年のカラーチェンジを行いながら、2022年現在も生産が続けられています。
発売後にマイナーチェンジなどは行われていませんが、2022年モデル以降は排ガス規制に対応し、型式を8BLとしています。
【W800ストリート/カフェの装備】
W800ストリートとカフェには別々の専用装備が装備されています。共通装備はアナログ指針式のタコメーターと速度計、ブレーキ・クラッチレバーの調節ダイヤル、ETC2.0車載器となっています。
W800カフェにはグリップヒーターが標準装備となっています。
【W800ストリート/カフェのパワーユニット】
W650から継承されるバーチカルツインエンジンは、低中回転域でのパフォーマンスを重視したエンジンとなっています。
また、エンジンの外観も素晴らしく、美しいエンジンで眺める楽しみも与えます。
エキゾーストシステムにもこだわり、力強い乾いたサウンドを生み出します。
【W800ストリート/カフェのシャシー】
フレームもWシリーズで継承されるダブルクレードルフレームを採用。パイプの厚みを調整することで最適化を図っています。
前後硬めにセッティングされたサスペンションは、クラシックモデルとしての乗り味だけではなく、スポーツ走行にも最適となっています。