【Z900の特徴】
Z900は2017年に海外モデルとして発売した、Zシリーズのネイキッドモデルです。2018年3月には日本国内モデルも設定され、2022年にはZシリーズ50周年記念モデルも発売されました。
兄弟車であるZ900RSと同様に、伝統のマジック9(Z1、GPZ900R、ZX-9R)ということで注目を集めましたが、Z900RSの大ヒットぶりに影を潜める状態となっています。
■前身のZ800との違い
Z800の後継として登場したZ900ですが、エンジンはZ1000のものをベースとしています。また、フレームはZ800のバックボーンフレームから新設計のトレリスフレームを採用しています。この結果Z800より-19kgの軽量化となっており、ハンドリング性能や操作性が向上しています。
■Z900RSとの関係
Z900は2017年に海外モデルが発売し、2018年3月に国内モデルが発売されました。
Z900RSは海外モデルのZ900をベースに、Z1オマージュに仕立てて、2017年12月に発売となりました。
発売自体はZ900の方が早いですが、国内導入という点で見ると、Z900RSの方が早い形となっています。
■Z900の歴史
2017年に発売、2018年に国内販売が開始されたZ900は、20020年にマイナーチェンジを行いました。このマイナーチェンジでは、トラクションコントロールの採用や全灯火類のLED化、TFT液晶メーターの採用などを行いました。
2022年にはカラーチェンジのみですが、型式が8BLに変更となっているので、排ガス規制へ対応したことがわかります。
また、この年にZシリーズ50周年記念の50th Anniversaryモデルが発売されました。
【Z900の系譜】
1973年 750RS
1976年 Z750FOUR
1979年 Z750FX
1982年 Z750GP
2004年 Z750/S
2011年 Z750R
2012年 Z800
2017年 Z900
2017年 Z900RS
【Z900の基本スペック】
型式:8BL-ZR900B
全長:2070mm
全幅:825mm
全高:1080mm
ホイールベース:1455mm
最低地上高:145mm
シート高:800mm
車両重量:213kg
乗車定員:2名
燃料消費率(1)(km/L):24.0
エンジン型式:ZR900BE
エンジン種類:水冷4ストローク4気筒
排気量:948cc
圧縮比:11.8
最高出力:125ps
最大トルク:98Nm
燃料供給方式:フューエルインジェクション
燃料タンク容量(L):17L
燃料(種類):ハイオクガソリン
バッテリーサイズ:FTX9-BS
タイヤサイズ(前):120/70ZR17
タイヤサイズ(後):180/55ZR17
ブレーキ形式(前):油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式(後):油圧式ディスク
Z900のカラーラインナップ
・メタリックファントムシルバー×メタリックカーボングレー
・パールロボティックホワイト×メタリックマットグラフェンスチールグレー
Z900の中古車相場\695,000~\1,210,000
【Z900の装備】
現行モデルでは、2種類のパワーモード選択やトラクションコントロール等電子装備が搭載されています。メーターはフルカラーTFT液晶メーターを採用。スマートフォンの接続機能も搭載されています。ETC2.0車載器は標準装備となっています。
【Z900のパワーユニット】
Z1000ベースのエンジンは、1000cc譲りのパワーと機敏さを兼ね備えています。絶妙なパワーで低中速域は扱いやすく、高回転域では鋭いレスポンスを発揮します。エンジンの個々が高い次元でバランスしているマシンです。
【Z900のシャシー】
新設計のトレリスフレームは軽量で、スイングアームと合わせてわずか17.4kgとなり、軽快な取り回しと高いハンドリング性能に貢献しています。
サスペンションも街乗りの快適さとワインディングでのハンドリングを両立させ、最適化を図っています。前後プリロード調節可能で、ライダーに合わせた調整が可能となっています。
バイク館HP Z900 在庫車両一覧
https://www.bikekan.jp/Z900